京都のパワースポット「上賀茂神社」

パワースポットとして有名になっている上賀茂神社は京都最古社のひとつで、正式には賀茂別雷神社と言います。名前が対になっている賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに山城国一宮となっています。賀茂別雷命を祀り678年の創建されたものだと伝えられています。

 

神社の境内は広く、開放的な芝生のなかに参道が伸びています。社殿前に並んで盛られている、円錐形の立砂は御神体である神山を模したものですが、この立砂のあたりがパワースポットです。また京都三大祭りのひとつ葵祭でも有名です。

 

もっと言えば、上賀茂神社は世界文化遺産。京都で最も古い神社のひとつです。古代を思わせるお社の数々に加え、広々とした芝生(馬場)がとても心地よく、いつも長居をしてしまいます。

 

上賀茂神社の中にある、片岡社(かたおかのやしろ)はあの紫式部も度々お参りに来たと史実に書かれているお社。それゆえに平安時代より長年縁結びの神様です。片岡社のご祭神は賀茂玉依姫(かもたまよりひめ)。新古今和歌集に、紫式部がこの片岡社で自らの恋の成就を祈った歌が残されています。そう、1,000年も前から良縁成就のお社として、多くの人がお参りに来るスポットだったのです。

 

葵の形の絵馬はハートにも見えます。この縁結びの絵馬は500円です。とても可愛らしいので吊らずに持って帰るのもいいかもしれませんね。また、春の季節には、上賀茂神社名物の桜を満喫してください。鳥居の向こう右側には見事なしだれ桜がありまして、桜の季節にぜひ一度ご覧いただきたい場所です。"